現役美容師、THE SALONS、宅建、キックボクシングを続けて分かったこと【前編】──仕事も格闘技も、結局は覚悟とコミットだった。
Salons Blog
こんにちは。
THE SALONS Japan代表の清水です。
今回は、僕が約10年間続けているキックボクシングについて書こうと思います。
ただ、単なる趣味の話ではありません。
10年続けて、試合にも出て、後楽園ホールのリングにも立つようになって感じたのは、仕事も格闘技も、本気でやるなら必要になるものはかなり似ているということです。
僕は今も現役美容師としてサロンに立ち、THE SALONSを経営しています。
その一方で、キックボクシングも続けています。
どれも片手間ではやりたくない。
そうすると結局、時間の使い方も、体の管理も、目標の立て方も、自分で決めてやり切るしかありません。
仕事と格闘技はまったく違うように見えて、僕の中ではだんだん同じ構造になっていきました。
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きっかけは、80kg近い体重からのダイエット
僕がキックボクシングを始めたのは42歳の頃です。
当時は80kg近くあり、きっかけは本当にダイエットでした。
そこから約18kg落としました。
最初は健康のために体を動かすくらいの感覚でした。
まさか10年後に後楽園ホールで戦っているなんて、当時の自分には想像もできませんでした。
ただ、僕は性分的に、何かを始めると「そこそこ」で終わるのがあまり得意ではありません。
少し上手くなると、もっと上手くなりたくなる。
練習を続ければ、自分がどこまで通用するのか試したくなる。
試合に出るなら、当然勝ちたくなる。
そうやって続けていくうちに、完全に趣味の範囲を超えていきました。
そして50歳を過ぎてから、1年あまりで3度、後楽園ホールのリングに立ちました。
タイトルマッチにも挑戦し、セミプロとして戦い、RISEの舞台にも立たせてもらいました。
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試合が決まった瞬間、最初に始まるのは「減量」
格闘技の試合は、リングに上がる前からすでに始まっています。
特に大きいのが体重です。
試合には規定体重があります。
対戦相手と「この体重で戦う」と決めている以上、その体重を作ることは単なる自己管理ではありません。
相手との約束です。
規定体重を作れなければ、そもそも試合が成立しない可能性があります。
だから試合が決まったら、まずそこから逆算します。
今の体重から、試合までにどこまで落とすのか。仕事をしながらどう食事を整えるのか。練習量を上げすぎて仕事に支障を出さず、逆に仕事が忙しいからといって練習不足にもならないようにする。
減量は「直前に食べなければいい」という話ではありません。
何週間、何ヶ月という単位で、自分の生活そのものを調整していく必要があります。
ここが、僕にとって仕事とすごく似ています。
経営でも、結果が出る直前だけ頑張っても意味がありません。
出店するなら、その何ヶ月も前から準備が必要ですし、売上を作るなら日々の積み重ねが必要です。
試合当日に体重を合わせるのも、新店舗のオープン日にすべてを間に合わせるのも、結局は同じです。
締切に対して逆算して、自分の行動を変える。
これができるかどうかだと思っています。
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コミットするとは、生活を目標に合わせること
僕は「コミットする」という言葉を、気合いや精神論だとは思っていません。
本気で目標を達成したいなら、生活そのものを変えなければいけない。
試合前なら、仕事の予定を組み直すこともあります。
会食を減らすこともある。
睡眠が足りなければ翌日の練習の質が落ちるので、夜の過ごし方も変わります。
体の状態が悪ければ、無理に追い込むより休んだ方がいい時もあります。
つまり、ただ「頑張ります」と言うだけでは何も変わらない。
自分が決めた目標に合わせて、日常の選択そのものを変える。
それが僕にとってのコミットです。
これは仕事でもまったく同じです。
新しい店を出したい。会社を大きくしたい。新しい事をやりたい。
そう思うなら、今までと同じ時間の使い方、同じ判断、同じ行動のままでは難しい。
目標を変えるなら、自分の行動も変える必要があります。
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覚悟するとは、リスクを知った上でやると決めること
試合に出る以上、怖さは当然あります。
負けるかもしれないし、思うように動けないかもしれない。ケガをすることもあります。
実際、僕も試合で骨折したことがあります。
それでもリングに上がると決める。
僕は、この感覚を仕事でも何度も経験してきました。
経営も、すべてが安全になってから挑戦できるわけではありません。
新しい事業を始めても成功する保証はありませんし、出店しても想定通りにいくとは限りません。
でも、リスクがあるから何もしないのと、リスクを理解したうえで進むのはまったく違います。
僕が思う「覚悟」は、怖くないことではありません。
怖さもリスクも分かったうえで、それでもやると自分で決めることです。
ここも格闘技と仕事はすごく似ています。
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「攻めること」と「無茶をすること」は違う
本気で格闘技をやるようになると、ただ練習量を増やせばいいわけではないことも分かります。
無理を続けてケガをしたら、試合どころか仕事にも支障が出ます。
だから本気でやるほど、自分の状態を客観的に見る必要があります。
今日は追い込むべきなのか。
今日は休むべきなのか。
ここを間違えると、頑張っているつもりなのに結果から遠ざかります。
経営も同じです。
挑戦することと無茶をすることは違います。
攻めることは必要ですが、最悪の場合にどこまで耐えられるのかを考えずに動くのは、僕は経営ではないと思っています。
本気で長く続けたいなら、攻める時ほどリスク管理が必要になります。
格闘技を通して、この感覚は以前よりさらに強くなりました。
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キックボクシングを始めた頃は、ただ痩せたかっただけでした。
それが10年続き、後楽園ホールで戦うまでになった。
でも、自分にとって一番大きかったのは、リングに立てたことだけではありません。
目標が決まれば、そこから逆算する。
約束したことは守らなければならないし、必要なら生活を変える。
リスクを理解したうえで挑戦する。
そして、自分で決めたことは最後までやる。
これらは全部、僕が仕事でも大切にしてきたことでした。
だから僕にとって、
仕事も格闘技も、結局は覚悟とコミットなんだと思います。
後編では、この10年間でキックボクシングを続けながら、現役美容師、THE SALONSの経営、そして宅建の勉強までどうやって両立してきたのか。
時間の使い方や、仕事以外のコミュニティーを持ったことで自分自身がどう変わったのかを書きたいと思います。
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THE SALONS Japan株式会社
代表取締役/現役美容師/宅地建物取引士
清水 秀仁