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美容師に社会的地位を上げるには? ― THE SALONSが変える、美容師の未来 ― Vol.1

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【はじめに】THE SALONS公式ブログをはじめます。

はじめまして。 THE SALONS Japan株式会社 代表の清水です。 このたび、私とTHE SALONS運営スタッフで、 「美容業界に変革を起こすための公式ブログ」をスタートすることになりました。

私は現役の美容師であり、美容室オーナーでもあります。 そして、美容師という職業の構造を根本から変えるために、 宅地建物取引士の資格を取得しました。

美容室という「空間ビジネス」は、実は不動産と密接に関わっています。 だからこそ、美容師が経営者として自立するためには、 不動産・契約・法律・金融の知識が欠かせません。

このブログでは、現役美容師であり不動産資格者でもある私と、 THE SALONS運営スタッフが、 「美容師の働き方」「独立の現実」「業界の未来」について、 現場と運営、両方の視点から発信していきます。

年間1万件が廃業。止まらない美容室淘汰の現実 今の日本の美容業界では、年間でおよそ1万件もの美容室が廃業・閉店しています。 「美容師人口は多いのに、美容室の寿命は短い」——。

この矛盾の裏には、自由の裏にある“経営の現実”があります。 どんなに技術があっても、経営の知識がなければ継続は難しい。

独立しても数年で資金繰りに追われ、夢を手放す人が後を絶ちません。 私たちは、この「構造」を変えなければ、美容師の未来はないと考えています。

美容師の独立スタイルは、いま3つに分かれる

ここ数年で、美容師の「独立の形」は大きく変わりました。

現在は、主に次の3つのスタイルが主流です。

① シェアサロンでフリーランスとして独立

初期費用を抑えて自由に働けるスタイル。

予約アプリやSNSを活用すれば、時間も場所も自分でコントロールでき、 子育てや副業との両立を実現している美容師も増えています。

また、指名顧客を中心に稼働することで、 雇用形態で働いていた頃よりも収入が大幅に上がる美容師がほとんどです。

働く時間を短くしても月収が増えるなど、「働き方の自由」と「収入の向上」を両立できる点が大きな魅力です。

一方で、店舗登記や契約上の信用がなく、行政・金融機関から“事業者”として認められにくい点は課題です。 補助金や融資の対象外となるケースが多く、長期的な信用を積み上げにくい面があります。

一方で、店舗登記や契約上の信用がなく、行政・金融機関から“事業者”として認められにくい点は課題です。 補助金や融資の対象外となるケースが多く、長期的な信用を積み上げにくい面があります。

② 専有個室・半個室で業務委託として独立

プライベート空間を確保しやすく、マンツーマン施術でお客様と深く向き合えるスタイル。

“お客様一人ひとりにしっかり時間を使いたい”という美容師には理想的な環境です。 個室ブランディングや自分のペースで働ける柔軟性も魅力で、 雇用サロン時代と比べて収入が1.5〜2倍に上がるケースも多く見られます。

ただし、実態は業務委託スタッフの延長であり、 経営や事業拡張の自由度には限界があります。 事業としてのスケールアップを目指すには、次のステップが必要です。

③ THE SALONSの美容モールで“店舗事業者”として独立

THE SALONSでは、区画ごとに保健所登録・法人登記が可能です。 各サロンが行政・金融機関から正式に店舗事業者として認められ、 美容師一人ひとりが「名実ともにオーナー」として独立できます。

この形により、①②で「自由と収入の向上」を実現した美容師が、 ③で「経営と信用の確立」へとステップアップできる流れが自然に描けています。

美容師が経営に弱い理由

美容師の多くは、高い技術力を持ちながらも、経営リテラシーが極めて低いという現実があります。

それは本人の努力不足ではなく、業界の教育構造に問題があります。 美容師の育成現場では、長年「経営を学ぶこと」がタブー視されてきました。

教育型サロンでは、技術・接客・礼儀を中心に学びますが、 お金や経営の話をすることは避けられ、 “独立を促すことは裏切り”とされる風潮があったのです。

そのため、多くの美容師が30代・40代で独立しても、 経営・会計・融資・リスク管理を理解しないまま高額な路面店を出店し、 借入金や固定費に圧迫されて廃業してしまう。

この「教育と経営の断絶」が、美容師の社会的地位を下げてきた最大の要因です。

THE SALONSがつくる“リスクを抑えた本当の独立”

THE SALONSは、そうした構造を根本から変えるために生まれました。

「完全個室美容モール® 」という新しい仕組みで、 美容師が自分の店舗を持ちながらもリスクを最小限に抑えた独立を実現します。

各区画で法人登記・保健所登録が可能。 共用部の清掃や設備管理は弊社が一括で担うため、 美容師はお客様との時間に集中しながら、 “経営者としての第一歩”を踏み出すことができます。

THE SALONSは「融資に強い」美容モール

THE SALONSの大きな強みは、行政・金融機関から認められる「賃貸借契約書」を持てることです。

一般的なシェアサロンや業務委託契約では、 日本政策金融公庫や信用保証協会の融資審査で必要な「事業用契約書」を提出できず、 審査対象外となるケースがほとんどです。

しかしTHE SALONSでは、各区画が正式な店舗賃貸借契約として締結されているため、 この契約書が融資審査の正式資料として認められます。

その結果、

  • 創業融資だけでなく、事業拡張資金の申請も可能 ・融資上限額を大幅に引き上げられる
  • 公的金融機関からの信用が高まる

THE SALONSで数年運営実績を積んだ美容師は、 「2店舗目」「路面展開」「法人化」など次のステップへ進む際に、 圧倒的に有利な条件で融資を受けることができます。

美容師が社会的地位を上げるために 美容師が社会的地位を上げるためには、 “感性と技術”だけでなく、“経営と金融の知識”を身につける必要があります。

THE SALONSは、美容師が経営を学び、信用を積み、 自由を現実に変えるための経営インフラです。

自由と引き換えに、現実を学ぶ。 それこそが、美容師が社会に認められるための第一歩だと私たちは考えています。

最後に

THE SALONSは、美容師の“夢の入り口”であり、 “経営者としての出発点”を支えるプラットフォームです。

このブログでは今後、 現場の声・経営の知識・独立ノウハウ・金融情報など、 美容師の未来を変えるリアルな情報をお届けしていきます。

美容師がもっと自由に、もっと誇りを持って働ける社会へ。 私たちはこれからも、美容業界に新しい時代をつくっていきます。

The Salons Japan株式会社
代表取締役/現役美容師/宅地建物取引士
清水 秀仁

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